納品当日、下請けを見下してきた取引先の女部長・井川は、三億円の注文を平然とキャンセルした。 「倒産したらごめんねw」と嘲笑され、工場には既に大量の製品が積み上がっていた。工藤智樹は顔を青ざめさせるが、電話の向こうの井川は「チンケな会社は潰れるだけ」と追い打ちをかける。だが、工藤には支えてくれる存在がいた。交際中の小宮美代子だ。彼女の助言で直接大手商社へ連絡を取り、井川を介さず契約を結ぶ道を見つけたのである。 再び電話をかけた工藤は、静かに告げた。 「今回の契約は破棄させていただきます。倒産するのはそちらですけど」 焦った井川は取り繕うが、時すでに遅い。仲介料の不正も発覚し、会社は信用を失って倒産。工藤は昇進し、美代子へのプロポーズへと歩み出した。