妻との約束を直前でドタキャンされた俺は、待ち合わせ場所で見知らぬ女性に怒鳴られた。 「自分の嫁くらい、しっかり手綱を握ってなさいよ。この役立たず」 投げつけられた写真の束を拾うと、そこには見知らぬ男とラブホテルへ入る妻の姿があった。呆然とする俺に、その女性――間男の妻、英子は冷静に言った。 「仕返しに協力して。あなたも私も、やられたままで終わる必要はない」 俺は一瞬ためらったが、「分かった」と答えた。英子と組んで仕掛けたのは、偶然を装った対面だった。ランチ店で妻と間男を追い詰め、写真を落とし、周囲の視線を集める。 「別れて戻ってくれ」と訴える俺たちに、二人は次第に顔色を失った。やがて示談書にサインさせ、関係を断たせたが、英子の夫の裏切りはそれだけでは終わらなかった。