香奈子は三十三歳。雑誌編集者として働きながら、夫・翔平と穏やかな日々を送っていた。 出会いは仕事先。突然「あなたのことがすごく気になります。付き合ってください」と真っ直ぐ迫ってきた翔平に、最初は変人だと思った。だが、何度も重ねられた誠実な言葉に心を動かされ、映画の雑学や知られざる世界を語る彼に惹かれて結婚した。 しかし、同居する義母・さおりは違った。若さと美貌を鼻にかけ、香奈子を見下すように扱う。義母の態度は結婚挨拶の時から最悪で、「結婚はまだ早すぎる」と露骨に反対された過去もある。 そんな折、海の見える一軒家へ引っ越す話が持ち上がった。ところが翔平は事前に何も伝えておらず、到着した香奈子の前で義母が笑って告げる。 「これからは私を敬いなさいw」 さらに翔平まで「母さんのこと、よろしくw」と平然と言い放った。 「はぁ!?聞いてない!」 香奈子の怒りが爆発した瞬間、翔平は発狂し、さおりは大号泣。静かな海辺の家は、一気に修羅場と化した。