「私の母は毎週歓迎、夫の母は年に一度でも迷惑」――その一言で、私は初めて妻に本気で怒った。私は四十八歳、結婚十二年。妻の希望で彼女の実家の近くに家を建て、片道一時間半の通勤も受け入れてきた。毎週のように妻の両親と食事をし、温泉旅行にも付き合った。だが、私の母は違った。気を遣わせたくないと、十二年間ほとんど来なかったのだ。そんな母が珍しく電話をくれた。「近くまで行くから、少し寄ってもいい?孫の顔を見たいし、一緒に夕飯を食べたい」――私は嬉しくて、すぐに了承した。ところが妻は顔を曇らせ、「うちの親はいいの。でも、お義母さんは迷惑」と言い放った。私は静かに返した。「じゃあ、君の親は家族で、俺の母は客なのか?」そして決断した。母には自分から断る。その代わり、毎週の妻の実家訪問もやめる。温泉旅行も、双方を平等に大切にできないなら行かない。