息子が「謝りなさい」と詰め寄られた日、相手は社長夫人だった。彼女は「うちの子が泣いて帰ってきた。それで十分でしょう」と言い切り、こちらにも謝罪を迫る。しかし母親は退かなかった。「まず何があったのか、事実を確認しましょう」と静かに告げ、息子の言葉を信じて映像確認を求める。やがて廊下の防犯カメラには、駿くんが先にハルトのノートを奪い、進路を塞いでいた様子が映っていた。にもかかわらず、相手は夫が神崎テクノロジーの役員だと圧力をかける。だが、その会社は黒瀬グループ傘下だった。そして現れたのは、黒瀬グループ会長の母親。立場に驕った社長夫人は言葉を失う。最後に守られたのは、嘘ではなく真実だった。