夫婦の寝室を掃除していた私は、ベッドの裏から小型の盗聴器を見つけた。誰が、いつ仕掛けたのか。胸が冷える中、夫のユースケに見せると、彼はすぐに意図を悟ったように頷いた。「週末の旅行、楽しみだな!」わざと大きな声で言い放つ夫に、私も合わせて演技を続ける。温泉旅行に出かけるふりをし、スペアキーは鉢植えの下だとまで口にした。そう、相手を油断させ、必ず姿を現させるための罠だった。そして週末の午前十時。玄関が開き、寝室へ忍び込んだ人物は、やはり義母の玲子だった。彼女は子作りを急かすだけでなく、部屋に盗聴器まで仕掛けていたのだ。ユースケは怒りを隠さず「俺たちを道具にするな」と一喝。私も「これ以上干渉しないで」と告げた。玲子は青ざめて退散し、以後は出入り禁止に。その後、私はストレスから解放され、無事に妊娠した。夫の温かな手が腹に触れた瞬間、ようやく本当の幸せを実感した。