芝居の稽古中に足首を痛めた相馬健太は、病院で診察を受ける。そこで、飛び出した子どもをかばってくれた整形外科医・野村有紗と出会った。だが次の診察で、思わぬ事故から彼女のスカートの中を見てしまい、病室には気まずい沈黙が流れる。すると有紗は真顔で「責任取ってよ」と告げ、健太は戸惑いながらも「分かりました」と答えた。その一言から、二人の奇妙な関係が始まる。やがて有紗は、厳しい医者一家に医師として認められず、無理やり結婚を迫られていることを打ち明けた。健太は役者としての自分を賭けて「婚約者のふり」を引き受ける。偽りの関係のはずが、共に過ごす時間は次第に温かく、互いの本音を支え合うものへと変わっていく。果たして、この出会いは演技で終わるのか。それとも――。