りくりゅうの愛が日本人を癒してくれる理由――それは、韓国ドラマ以上に胸を揺らす“思いやりの距離”が、いつも目の前で形になるからだ。観客に挨拶する三浦陸は146センチの小柄さが愛らしく、木原龍一は175センチの体格で、わざと“めっちゃおもろい顔”を作って場を和ませる。身長差すら黄金比のようで、並ぶだけで物語が始まってしまう。演技後、抱き合う二人は尊すぎる。ハグを我慢しているのに、龍一が「おじいちゃんみたいな顔」になってしまう瞬間があるかと思えば、陸がたまに落ち込みかけた時には、龍一がきちんと励まして抱き締める。言葉より先に手が動く、その優しさが救いになる。そして「なんであんなに近づくんだ」と問われた時、過剰なくらい大爆笑する松岡修造。照れも、強さも、温もりも全部まとめて見せてくれるからこそ、りくりゅうは日本人の心を静かに癒していく。