まゆは、婚約者こうきの実家へ結婚の挨拶に向かった。案内された先は、都心の最上階にある立派なマンション。出迎えたのは、女手一つで彼を育てた美魔女の社長だった。緊張するまゆの横で、こうきは平然と笑い、「地味だけど、家政婦くらいにはなるよ」と彼女を軽く扱う。さらに母親までもが「貧乏な顔ね。実家が見てみたいわ」と言い放った。だが、まゆは怯まない。「では、早速いきましょう」と即答し、二人を田舎の実家へ招待した。ところが、いざ訪れた先で彼らは絶句する。迎えの車、専属運転手、広大な敷地、そして三百坪の平屋。さらに、ワインインポーターとして成功した母、ヘリポートを持つ父、足つぼまでこなすお手伝いまで揃っていた。やがて美智が調査結果を突きつけると、こうきの裏切りが暴かれる。彼はまゆを騙し、母親を利用しようとしていたのだ。まゆは冷たく言い放つ。「この結婚はありえません」。最後に笑ったのは、見下されていた“田舎”の娘だった。