急な義父の訃報を受けた私は、海外旅行中の夫ユートと義母へ必死に連絡した。だが返ってきたのは、「うるさい!旅行に水を差すな!」という冷たい怒鳴り声だけだった。私は言葉を失い、葬儀の知らせも遺言の件も、あえて黙っておくと決めた。 その後、義姉の夏樹から「父さんが急変した」と連絡が入る。私はすぐ実家へ向かい、葬儀を手伝い、弁護士とともに遺言内容も整理した。義父は、息子の春樹に財産を遺し、義母には浪費分を差し引く形で残すと決めていた。 帰国したユートと義母は、何も知らずに高圧的な態度で私を責め立てる。だが、夏樹が静かに告げた。「葬儀はもう終わった。あなたたちが旅行していた間にね」。そして私も離婚を宣言する。 激怒する二人を前に、私は初めて本当の解放を手にした。