「残業で泊まる」と送ってきた妻を、俺はもう信じていなかった。 山本たけし40歳。ある日、会社の車で外回り中、前を走る社用車に妻を見つけた。助手席で男と密着し、信号待ちのたびに白昼堂々とキスまでしていたのだ。探偵に調べさせると、社用車でホテル通い、さらに男との泊まり旅行の計画まで判明した。 三連休前夜、妻は「残業で泊まる」と白々しく連絡してきた。俺は短く告げる。 「もう家には帰ってくるな」 翌夜、帰宅した妻を待っていたのは、リビングに座る会社の上司だった。俺が全てを暴露して呼び出していたのだ。 「どこまで出張に行った?」 青ざめる妻に、俺は証拠写真を突きつけた。言い逃れはできない。離婚、慰謝料請求、そして職も失った妻は崩れ落ちた。 その顔を見た瞬間、俺はようやく静かに息を吐いた。