八十五歳までに八割もの人が亡くなると言われる現実は、決して他人事ではありません。 長く健康に生きるためには、今の暮らしを見直すことが何より重要です。医師たちが警鐘を鳴らす、老後の命を左右する三つの習慣があります。第一は、人と話さない生活です。 一日中テレビの音だけが響き、誰とも言葉を交わさない日が続くと、心も体も少しずつ固まっていきます。毎日一度は家族や友人に電話をし、散歩や買い物の途中で近所の人に挨拶を交わすことが大切です。第二は、弱った足を放置することです。 これまで平気だった敷居につまずき、濡れた浴室の床が怖くなるのは、足の衰えのサインです。椅子につかまり、座る・立つ動作を朝晩十回ずつ行い、転びにくい環境も整えましょう。第三は、痛みを我慢する習慣です。 「少し休めば治る」と先延ばしにした結果、治療の機会を逃すことがあります。いつもと違う痛みやめまいが続くなら、すぐ病院へ向かうべきです。 健康を守る鍵は、我慢ではなく早めの行動なのです。