結婚式当日、幹夫は私にビールを浴びせて追い出した。 「年寄りはキモいから式に来るな!」 冷たく吐き捨てられても、私は騒がなかった。「わかったわ。じゃあ、結婚資金の3000万、回収しておくね」 そう告げると、彼の表情は一瞬で凍りついた。式場には前払いの話もあり、強気だった幹夫はその場では笑って見せたが、私はすでに準備を終えていた。支払い直前、幹夫の携帯が鳴り続ける。 着信履歴は、鬼電500件。 「カンナ、金はどこだ!」「銀行に入ってないぞ!」と怒鳴り声が飛び交うが、私は静かに答えた。 「振り込んだのは、あなたではなく私よ」さらに、幹夫が隠していた不誠実な事実も露見し、披露宴は崩壊した。 ビールをかけて追い出した代償は、あまりにも重かった。