義父の葬儀が終わった直後、義姉・涼子は遺言書を勝手に開封し、「貧乏人は出ていけw」と私たち夫婦を家から追い出した。全財産を独り占めしたと笑う彼女に、私は静かに告げた。 「その通帳、全額借金ですよ?」 最初は強がっていた涼子も、夫ヒロキが店の融資の連帯保証人になっている事実、さらに相続手続きが終わらない通帳には残高より負債の方が重いことを知り、顔色を失っていく。しかも、彼女が見た遺言は正式なものではなく、義父が生前に残していた本当の財産は別にあったのだ。 後日、弁護士から知らされた真実は、総額10億円の資産。しかもそれは、義父が私に贈与していた会社の株式だった。真の遺産を手にした私を見た涼子は、ガクガクと震えだした。