今回は、秋の七草にも数えられる「クズ」の花を使って、シャンパンもどきを作る実験を行いました。クズの花は、甘い香りが特徴で、その香りからはブドウに似た香りを感じることができます。調べてみると、この花には天然の酵母が含まれており、発酵させるとお酒が作れることが分かりました。まず、河川敷でクズの花を大量に収穫し、それを洗浄して瓶に詰め、氷砂糖と水を加えました。さらに、スパイスとしてシナモンやクローブ、バニラビーンズを加えて発酵させることに。毎日蓋を開けて酸素を取り込み、数日後には色が変わり、発酵が進んでいきました。完成したクズの酵母ジュースを試飲すると、豊かな甘い香りとフルーティーな味わいが広がり、まるでシャンパンのような爽快感を楽しむことができました。このジュースは腸内環境にも良い影響を与えると言われており、体にも優しいお酒のような飲み物です。ぜひ、皆さんもこの自然の恵みを利用して、クズの酵母ジュースを作ってみてください。