「今日から私があなたを養う!」そう宣言した夢子は、強く自立した女性に憧れていた。夫の正太郎には仕事を辞めてもらい、自分が家族を支える生活を始める。しかし、夢子は自由に使えるお金の快感に溺れ、高級バッグや車などを次々と購入。家計を支える責任を忘れ、隠れて借金まで重ねてしまう。最初は夢子を信じていた正太郎だったが、娘・ミチルとの時間や家族への向き合い方にも疑問を抱くようになる。そしてついに隠し続けた浪費が発覚。正太郎は冷静に離婚届を差し出し、「もう僕たちは家族じゃない」と告げた。夢子はそこで初めて、自分が憧れていた“かっこいい女性”とは程遠い存在になっていたことに気づく。家族のために働くことと、自分の欲望を満たすことは違う。大切なものを失ってから、彼女はようやく本当の意味で責任を学ぶことになるのだった。