進藤優斗は食品商社の海外営業部に配属されたばかりだった。幼い頃から両親の貿易の仕事を見て育ち、誠実に商売をつなぐ仕事に憧れてきたのだ。だが課長の岩本は、コネ入社の立場を笠に着て「中卒のお前の席なんか無い」と侮辱し、英文メールの処理や大量の雑務まで押し付けた。しかし優斗は黙って従い続ける中で、取引先A社の不自然な高額契約や、手書き伝票の妙な綴りに気づく。本田や井口の協力も得て調べると、岩本が安いワインを高級品に偽装し、差額を抜いていた事実が浮かび上がった。新社長就任パーティーの日、優斗は壇上で不正を公表する。さらにA社との癒着まで暴かれ、岩本課長と常務の悪事は一気に崩壊した。横領と背任で処分が下り、優斗は海援改革プロジェクトの責任者へ。見下した者たちは失脚し、彼は本来の力を認められたのだった。