なぜ京都は北陸新幹線に猛反対しているのか?
2025/05/16
「Skip Ad」をクリックして、広告をスキップする
video
読み込み中...
北陸新幹線は現在、福井県の敦賀まで開通しており、最終的に新大阪までの延伸が計画されています。しかし、そのルートに京都が大きく反発しているのです。2016年、敦賀から京都を経由するルートとして、小浜を通る案が採用されました。このルートは近畿と北陸をつなぐ重要な交通網になると期待されていますが、問題はその建設コストです。採用された小浜―京都ルートは、約80%がトンネル区間となる山間部に位置しています。これにより、工事費が莫大になり、負担が地方自治体にも求められます。特に京都市は、その費用負担とメリットのバランスが取れないと主張しているのです。一方、北陸と近畿の交通利便性向上を期待する福井県は、このルートを強く支持しています。便利さと負担のジレンマ。京都の反対は単なる抵抗ではなく、長期的な地域利益を見据えた慎重な判断とも言えるでしょう。

広告

AD
記事
速報