無人駅だからといって、不正乗車が見逃されるわけではありません。それを身をもって体験したある日の出来事をご紹介します。新宿駅で170円分の切符を購入し、最寄りの中野駅まで向かう予定でした。しかし、気分を変えてそのまま列車に乗り続け、立川駅へ。その後も改札を通らずに青梅線に乗り換え、大目駅を経由して最終的に白丸駅に到着しました。本来かかるはずの運賃は1,110円ですが、持っていたのはわずか170円の切符だけ。白丸駅は無人駅で簡易改札機しかなく、不正がバレる心配はないだろうと高をくくっていました。ところが、駅に戻ってみると驚くことに、無人駅のはずなのに係員の姿が。知らないふりをして通り過ぎようとした瞬間、声をかけられ、その場で警察に連絡されてしまいました。切符で乗車している場合、通常記録が残ることはありません。一見するとバレないように思えますが、無人駅には監視カメラが設置され、不審な動きは記録されています。また、駅に抜き打ちで係員が巡回することもあるのです。この出来事は、どんな場所であれルールを守ることの大切さを痛感させられるものでした。