うつ病の兆候を見分けるためには、話し方が重要な手がかりとなります。実は、うつ病の方によく見られる話し方には共通点があります。まず、否定的な表現が多いという特徴です。「もうダメだ」というように、自分自身や状況について否定的に捉えることが多いです。次に、話の内容がネガティブになる傾向があります。楽しい話題やポジティブな自分の話を避け、負の話題に偏りがちです。さらに、声が小さくなりがちです。うつ病になると非常に疲労感が増すため、声が小さくなったり話さなくなったりします。また、情緒が不安定なため、話す速度が遅くなったり、逆に速くなったりすることもあります。最後に、脅迫観念に囚われ、「何々しなければいけない」と自分を追い込みストレスを抱えてしまう人も多いです。これらの話し方に当てはまる人は、うつ病の可能性を考えるべきかもしれません。