結婚以来、義実家は私を「出来損ないの嫁」と蔑称し続け、本当のことだから仕方ないとあざ笑ってきた。トメもコトメも私を子供の産めない役立たずと罵ったし、ウトもそれに同調。夫もその場の空気に流されて笑い、後で謝るだけだった。ある日義実家が休暇を利用して我が家に押しかけてきた。これを期に私は彼らの真似事を始めることにした。トメはヒステリックババア、ウトはセクハラ老害、コトメはニートだと大声で糾弾した。彼らは最初は怒り狂ったが、最終的には私の言葉にぐうの音も出ず、ホテルに退散。そして夫も一緒に行き、戻ってこなかった。数日後、夫から「助けて」というメールが来たが、私はかつて彼らが言っていたように、ただ「本当のことなんだからしょうがない」と返事をした。義実家の人々が最後には自らの不実の報いを受けたことに、私は小さな勝利の感慨を覚えるのだった。