ある朝、10歳の娘、有里菜のパジャマが乱れ、青ざめた顔で朝食を食べている姿に違和感を覚えた。さらに数か月後、下腹部の異様な膨らみに気づき、私は病院に連れて行くことを決意。しかし、夫・啓太は「絶対医者に診せるな！」と大声で制止したのだ。「なぜそこまで医者を嫌がるのか？」その不審な態度に疑念を抱いた私は、啓太を振り切って娘を病院へ連れて行った。診察の結果、娘の腹部の膨らみはストレスによる便秘だと判明。しかし、問題はそこではなかった。診察中、娘の口から語られたのは、啓太が娘に強要していたコスプレ撮影と、その写真をSNSに投稿していたという衝撃の事実だった。帰宅後、私は啓太を問い詰めた。彼の部屋からは娘の写真が詰まったアルバムと、コスプレ衣装が見つかった。啓太は動揺し、やがて逆ギレして大暴れ。「俺は悪くない！」と主張する姿に、もはや愛情は一片も残っていなかった。翌日、私は離婚届を突きつけ、娘を守るための法的手続きを開始。啓太は父である私の実家の社長からも追及を受け、会社を解雇された。慰謝料と養育費として1000万円を請求し、娘の写真データはすべて削除させた。その後、娘と実家で新しい生活を始めた。娘の笑顔が戻り、安心して学校に通う姿に胸をなでおろす。私は誓った――もう二度と、娘を傷つける人間から守り抜くと。