結婚して2年目の直美は、義母との同居をきっかけに夫・高浩や義母との関係が一変した。家事をすべて押し付けられ、義母からは「役立たずの嫁」と罵倒される毎日。それでも家族のために尽くしていた直美だったが、ある日、夫から衝撃の頼みが。「母さんが大病なんだ。手術代300万円、君の貯金で払ってくれないか?」と頼む夫。義母も青白い顔でうつむいていた。「わかったわ」と承諾し、直美は指定された口座に大金を振り込む。しかしその夜、リビングで耳にしたのは夫と義母の下品な笑い声。「あいつ、バカだな。こんなに簡単に払うとは思わなかった!」という言葉に直美の中で何かが切れた。翌日、彼女は義母の病院に確認を取るも、重病の事実は一切なかった。さらに調査会社を通じて、二人がギャンブルで借金を抱えており、300万円はその返済に使われたことが発覚。直美はすぐに振り込みをキャンセルし、夫と義母を完全に見限った。その後、弁護士を通じて離婚を進め、直美は新たな生活をスタートさせた。一方、夫と義母は借金に苦しみ、ネットカフェ暮らしをしているとのこと。直美は彼らの惨めな末路を知りながらも、一切同情せず、冷静に関係を断ち切った。机の上の両親の写真を見つめながら、直美は新しい人生を歩む決意を新たにするのだった。