何年ぶりだろうか。パンダは、聞き慣れたはずのその声に、思わず目を見開いた。 静かな園内に響いた呼びかけは、かつて毎日のように自分を見守ってくれた人物のものだった。その瞬間、パンダは振り向き、迷うことなく駆け出した。 生まれた頃からずっと世話をしてくれた彼。抱き上げ、食事を与え、成長を見守ってくれた存在だ。だが別れの日が訪れ、彼は仕事を離れた。それでも絆は消えていなかった。 ある日、客として戻ってきた彼が名前を呼ぶと、パンダはすぐに反応した。 長い時間が過ぎても、その声をちゃんと覚えていたのだと分かる、胸を打つ再会だった。