私は、好きな人に近づくためにオンラインゲームを始めました。しかし、振られてしまい、そのショックでゲームのプレイも上手くいかなくなりました。それでも同じギルドのクロさんという人がいつも無言で私を守ってくれました。彼は基本的に無口ですが、ときどき褒めてくれることがありました。ある日、ギルドでオフ会を開くことになりました。クロさんは仕事で遅れてくることになり、先にギルドマスターとアタッカーで乾杯しました。楽しいオフ会のはずだったのに、酔っ払った二人組に絡まれてしまいました。昼間はギルドマスターがその場を収めてくれましたが、私とアタッカーのルカちゃんは怖くて動けませんでした。その時、クロさんが現れて私を守ってくれました。私はその瞬間、彼に恋をしたのです。しかし、後日クロさんとルカちゃんが楽しく歩いている姿を見てしまい、それ以来ゲームにソロでログインすることが多くなりました。数日後、久しぶりにログインすると、クロさんから最近ソロばかりだけど何かあったのかと聞かれました。私は正直に答えました。クロさんとルカちゃんが一緒にいるのを見たので、お邪魔かなと思っていたのです。クロさんは驚いた様子で「ルカちゃんは男だよ」と言いました。私はその事実に衝撃を受け、タンプルを買いに行っていた彼にどうしても会いたくなり、誕生日に付き合うことに決めました。しかし、心の中でまだ不安が残っているのです。結局、私は恋愛でツイテナイとつぶやくばかりでした。