エアコンの使い方次第で、24時間つけっぱなしでも電気代を抑えることができることをご存知ですか？実は、多くの人がこまめに電源を切ることで節約していると思い込んでいますが、逆に毎月1万円以上も無駄にしている可能性があります。特に、短時間の外出時のエアコンの使い方には注意が必要です。エアコンが最も電力を消費するのは、起動直後です。外出から戻って再起動すると、最初の5分間で通常の3倍近い電力を使ってしまいます。これは、車が急加速するのと同じような現象です。9分以内の外出なら、エアコンをそのままつけておいたほうが効率的です。また、湿気が多い日は、除湿モードが冷房よりも快適と感じることがあります。実験によると、除湿は冷房の2.7倍の湿気を取り除くことができるそうです。最初に冷房で室温を下げ、その後除湿モードに切り替えるのが効果的です。さらに、エアコンの風向きにも注意が必要です。冷気は下に沈むため、風は下向きに設定し、足元を冷やすと効率がアップします。室温が上がる原因となる直射日光を遮るために、カーテンや断熱フィルムを使うことも有効です。少しの工夫でエアコンの電気代を大幅に削減できるので、使い方を見直して、快適さを保ちながら効率的に節電を実現しましょう。