咽頭がんや喉頭がんは初期では気付きにくいものの、進行すると声を失う可能性すらある恐ろしい病気です。しかし、この病気は検診による早期発見が難しいため、症状が出てから早急に病院を受診することが重要です。以下に、絶対に見逃してはいけない3つの症状をお伝えします。まず1つ目は、耳の詰まった感じが続くことです。咽頭と耳は「耳管」という通り道で繋がっており、腫瘍がこれを塞ぐことで耳の詰まりを感じる場合があります。もし耳垢のせいではない耳詰まりが長引く場合は受診を検討してください。2つ目は声のかすれです。喉頭がんでは声帯に腫瘍ができるケースが多く、声がかすれたり出なくなることもあります。特に理由もなく声がかれる場合は早めの診察が鍵です。最後に、食べ物の飲み込みづらさです。咽頭部や喉頭部のがんが成長すると通り道を圧迫し、食事が引っかかる感覚や呼吸困難を引き起こすことがあります。これらの症状が一定期間続く場合、耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。早期発見は治療の成功率を大きく上げ、後悔を減らします。