俺の名前は田中茂、68歳。一人暮らしの生活を長年続けてきた。振り返れば、俺の毎日は「楽で美味しい」という小さな習慣の繰り返しだった。朝は決まってソーセージと卵、ご飯。昼はカップ麺やコンビニ弁当。夜は値引きされた揚げ物弁当に缶ビール。安くて早くて満足できる食事に、不満を感じたことは一度もなかった。しかし、その裏で体の中では変化が起きていた。加工肉を毎日食べ続け、野菜や食物繊維が不足し、長時間ソファに座り続ける生活。さらに、寝る直前の食事が腸へ負担をかけていた。ある日、便が細くなり、数日出ないことが増えた。それでも「年齢のせいだろう」と深く考えなかった。相談できる相手もおらず、健康診断からも遠ざかっていた。