新入社員の本田くるみは、いきなり「早く離婚してください」と連絡してきた。夫・たけるを奪われたと信じ込み、勝ち誇った口調で宣戦布告してくるが、私は冷静だった。翌週、私は写真付きの“証拠”とともに返した。くるみは二人の関係を確信していたが、たけるが本当に想い続けていた相手は、かつて彼を教育した先輩、つまり私だったのだ。仕事も人望もあるその先輩に憧れていた、と聞かされ、くるみは一瞬で顔色を失う。さらに私は、たけるが毎日語っていた惚気話を淡々と披露した。好物のいちごオレ、残業を手伝う優しさ、誰より私を見ていた視線。くるみの勘違いは崩れ、最後には「子どもは産めない」とまで暴言を吐いたが、私は双子の妊娠を告げて完全勝利。その後、くるみは社内で孤立し自主退社。たけるは落ち込んだが、私の一言で立ち直った。あの騒動で、むしろ夫の愛情を再確認する結果になった。