里帰り出産のため義妹・杏奈が実家へ戻ると、姑は私と息子・康也を呼びつけた。 「私の孫に迷惑をかけるな!」と怒鳴り、杏奈を最優先にするために、私たちの部屋まで明け渡せと言い出したのだ。私は反論せず、ただ淡々と荷物をまとめた。 その場では強がっていた姑だったが、翌日には家事も介護も食事の支度も止まり、家はたちまち回らなくなった。 そこへ私が差し出したのは、離婚届だった。「昨日のうちに出しました。もう他人です」 姑は顔色を変え、夫の父まで動揺した。だが、もう遅い。 父は以前から私を家族として扱ってくれず、ついに私へ財産を生前贈与していたことまで判明する。私は康也と家を出た。 姑が最後まで叫んでも、もう戻る理由はなかった。 望み通り、速攻で出て行ってやった結果、残ったのは誰も世話をしない静かな家だけだった。