なつみが隣人のリリーに連絡先を交換すると、彼女は早速「新ママなのに生活大丈夫?」と決めつけ、母子家庭扱いで同情めいたマウントを取り始めた。だが、なつみは動じない。「私はシングルじゃないし、夫もいる」と淡々と返すが、リリーは聞く耳を持たず、「昇進と同時にタワマンを買ったの♡」と夫の金持ち自慢まで重ねてきた。 ところが数日後、なつみが同じタワマンの上層階へ引っ越したことで空気は一変する。さらに、なつみの夫が大手企業の子会社社長で、以前は海外単身赴任中だったと判明。リリーの住む27階を越え、38階の部屋をキャッシュで購入した事実まで突きつけられ、彼女は初めて言葉を失った。 最後には、見下していた相手に頼る側へ転落。自慢と偏見だけでは、格の差は覆せなかったのである。