「ゆうみさんの旦那って、うちの旦那の後輩なんでしょ?」 ママ友のアリサはそう言って、定時退社やケーキ作成まで見下し、ついには「来週の誕生会はあなたの家を会場にしなさい。クビにするわよ?」と命令してきた。私は落ち着いた声で「その件は受けられません」と返したが、彼女は聞く耳を持たない。高級食器を盾に、庶民は家に入れたくないとまで言い放つ始末だった。 しかし翌日、私は夫に事実を確認したうえで、皆の前ではっきり伝えた。 「夫同士の上下関係は、妻には関係ありません。命令されるのはもう終わりです」 さらに衝撃の真実を告げる。アリサの夫は、実は“先輩”ではなく私の夫の部下だったのだ。顔色を失うアリサ。後日、彼女は取引先で食器を持ち帰ろうとしていたことまで発覚し、夫婦そろって立場を失った。 そして私は静かに微笑んだ。あのレストランは、私が働く店だったのだ。