父の葬儀を終えた麻美が帰宅すると、机の上には記入済みの離婚届が置かれていた。夫・広大はそれを見せびらかすように、「提出したら出て行けよ」と勝ち誇る。だが麻美は静かに笑い、「もう離婚してるんだけど?」と告げた。広大は一瞬で顔色を変える。麻美が手にしていたのは、以前、浮気発覚時に泣いて土下座した彼に書かせた離婚届だったのだ。しかも麻美は、広大が浮気相手の家に入り浸り、有給まで使っていた証拠写真も掴んでいた。さらに、父の病状を「早く亡くなった方が楽」と口にした広大を、麻美は一切許していなかった。遺産を狙って脅す彼に対し、麻美は冷たく「相続権はない」と言い切る。追い詰められた広大は、ようやく土下座して復縁を懇願するが、時すでに遅し。麻美は慰謝料だけを受け取り、二度と現れないよう突き放した。結局、広大は勝ち誇った態度から一転、惨めに崩れ落ちたのだった。