キャンプ中の悲劇から3年。夫と5歳の息子・翼を亡くし、悲しみに暮れる私、早苗は生活のために家政婦として働き始めました。派遣された豪邸で、8歳の少年に「ママ!」と呼ばれ、振り返るとそこにいたのは…亡き息子にそっくりな少年。驚きと動揺の中、彼の父親である家主・貴之の声が、亡くなったはずの夫・徹にそっくりだと気づきます。少年、学の言葉と家主の態度に違和感を覚えた私は、次第にその家に隠された秘密に気づいていきました。実はあの日、夫と息子は川で命を落としたのではなく、夫が計画的に事故を装い、資産家の女性の財産を狙い逃亡していたのです。女性は亡くなり、息子を残したまま彼と住むことを許しましたが、真実を知った私は息子と再会し、彼の苦しい日々に涙しました。証拠を集め、夫の真実を暴露することを決意。彼の隠していた証拠や女性の遺言書を元に、息子の財産と未来を守るため、私は闘うことにしました。「絶対に許さない」その決意のもと、息子を連れて新しい人生を歩む準備を始めたのです。