妊娠中の妻・まいに告げられた二人目の子供の性別。それが「男の子」だと分かった瞬間、夫・勇太と義母の態度は一変した。以前から女の子を望んでいた義母は「女の子を産めない嫁は役立たず」と責め立て、勇太も病院で医師に怒鳴り散らすほど取り乱していた。しかし、まいは生まれてくる子供の性別に優劣などないと主張。子供を道具のように扱う夫と義母の考えに耐えられず、ついには離婚を決意する。二人の子供を連れて実家へ戻り、両親の支えを受けながら新しい生活を始めた。それから数年後、元義母から突然連絡が届く。勇太が再婚したものの、今の妻とうまくいかず、助けを求めているというのだ。さらに驚くべき事実が明らかになる。まいが出産した子供は、実は女の子だった。検診時の誤差で性別の判断が変わっていただけだったのだ。「女の子なら自分の夢を叶えてくれる」と考えていた義母は、ようやく真実を知って動揺する。しかし、まいの母は毅然と告げた。「あなたが捨てた家族に、今さら戻る場所はありません」と。かつて妻と子供を見捨てた夫と義母は、自分たちの身勝手な行動によって大切なものを失ったことを思い知る。一方、まいは息子と娘、そして優しい両親に囲まれ、以前より穏やかで幸せな日々を送っていた。