借金2000万円を抱えながらも、祖父から受け継いだ定食屋を守り続ける青年・ヒロシ。店の経営は苦しく、悪質な金融業者から厳しい取り立てを受ける日々だった。そんなある日、店に現れたのは、服も汚れ、疲れ切った少女・メイだった。「5円で唐揚げを1個だけ食べられますか」と小さな声で頼む姿に、ヒロシは胸を痛める。彼は迷わず少女を席へ案内し、店自慢の唐揚げ定食をご馳走した。夢中で食べるメイの笑顔を見たヒロシは、「今度は家族と一緒においで。もっとたくさん作ってあげるから」と優しく声をかける。数日後、メイは強面の男性たちを連れて再び店を訪れる。ヒロシは借金の取り立てだと思い覚悟するが、彼らはメイの家族だった。メイの父・トミーは、娘を救ってくれたヒロシへの感謝を伝える。そして、ヒロシが抱える2000万円の借金問題を知った彼は、「受けた恩は必ず返す」と立ち上がる。果たして、苦境に立たされた小さな定食屋の運命はどう変わるのか。たった一杯の唐揚げ定食から始まった奇跡の出会いが、ヒロシの人生を大きく変えていく。