「俺の車の周りに壁が立ってる!?」――他人の土地に無断駐車を繰り返し、あろうことか勝手に他人に転貸して小遣い稼ぎまでしていた大学生の翔太。「文句があるならレッカーしてみろw」と地主を煽り散らしていた。しかし、地主の正体は元一級建築士。警告を一切無視された地主は、敷地内に高さ2メートルのブロック壁を建設する正規の外交工事を粛々と開始。車の前後左右わずか5センチの隙間を残して完全に囲い込むと、そのまま予定通り1ヶ月間の海外旅行へと旅立った。旅行から帰国後、待っていたのは留年と内定取り消しが決まり途方に暮れる翔太の姿。駆けつけた顧問弁護士から損害賠償や違約金など計250万円を請求され、呆れ果てた父親からも勘当を言い渡される。自業自得の末路を辿った男の車は、重機で惨めに吊り上げられて去っていくのだった。