真夜中、犬小屋の中で眠る小さな子供を見つけた女性が、思わぬ真実にたどり着く――。これは、ある親子をめぐる衝撃的な出来事として話題になった物語である。深夜の住宅街を歩いていたかすみさんは、庭先の犬小屋から小さな声が聞こえることに気づいた。恐る恐る近づくと、そこには小学一年生のダイヤ君が横になっていた。「なにしてるの?」そう尋ねると、少年は弱々しい声で「かくれんぼ」と答えた。しかし、こんな時間に一人で犬小屋にいることに違和感を覚えたかすみさんは、すぐに保護することを決意した。ダイヤ君の母親・ここみさんは「ただの遊びだった」と説明したが、かすみさんは以前から感じていた不安を拭えなかった。日中だけでなく夜遅くに幼い子供を一人で外出させていたこと、家の中で十分な生活環境が与えられていなかった疑いなど、次々と問題が浮かび上がったのだ。さらに調査を進める中で、ダイヤ君が長期間つらい環境に置かれていた可能性が判明する。かすみさんは迷わず児童相談所へ連絡し、少年を守るために行動を起こした。その後、警察の捜査によって母親とその交際相手の問題行動が明らかになり、二人は責任を問われることになった。保護されたダイヤ君は、安心して眠れる場所を取り戻し、少しずつ笑顔を取り戻していった。小さな子供が発した「かくれんぼ」という一言。その裏に隠されていた悲しい現実を見逃さなかった一人の女性の行動が、少年の未来を救うきっかけとなったのである。