男女の双子を出産した由紀は、幸せな家庭を築いていると思っていた。しかし、姑の藤沢は「跡取りに必要なのは男だけ」と考え、突然由紀を家から締め出した。体調不良で病院へ行っただけにもかかわらず、「育児放棄する嫁はいらない」と責め立て、息子ユーマだけを奪い、娘ユーリを実家へ追いやったのだった。夫も母親の言葉を信じ、由紀の味方になることはなかった。離婚後、ユーマの親権は夫側、ユーリの親権は由紀側となり、母子は引き離された。それでも由紀は子どもたちへの愛情を失わず、限られた面会時間の中で絆を守り続けた。数年後、ユーリは子役として大成功を収め、世間から注目される存在になった。その活躍を知った藤沢は、今度は「藤沢家の血を引く才能だ」と主張し、ユーリまで引き取ろうと迫ってきた。しかし、由紀は過去の苦しみを忘れてはいなかった。「子どもの未来は大人が勝手に決めるものではありません」と毅然と反論する。さらに生放送の場でユーリ自身が「大好きなお兄ちゃんに会いたい」と語ったことで、兄妹が離れていても互いを想い続けていた事実が明らかになる。藤沢の身勝手な行動は世間に知られ、会社にも大きな影響を与えることになった。長い苦しみを乗り越えた由紀は、ようやく息子と娘と共に本当の家族として暮らせる幸せを手に入れたのだった。