「誕生日ケーキを買ってくるね」――そう言い残し、小学5年生の娘マリナを家に置いたまま、母親は突然姿を消した。楽しみにしていた誕生日の夜、何度連絡しても母から返事はなく、届いたのは母本人ではなく、まさかの恋人からの冷たいメッセージだった。その日を境に、マリナの人生は大きく変わる。父に引き取られ、深い傷を抱えながら成長した彼女は、18歳の卒業の日に再び母と再会する。しかし母が現れた理由は、謝罪ではなく、病気の治療費や骨髄提供を求めるためだった。過去に自分を置き去りにした母の要求に、マリナは苦しみながらも毅然と向き合う。支えてくれた父との絆、そして自分自身の未来を守るため、彼女が選んだ決断とは――。