NHKが焦る理由、その背景には放送業界全体を揺るがす重大な変化があります。若者を中心に、テレビを持たずスマートフォンやYouTubeのみで日々の情報や娯楽を得る層が劇的に増加しました。さらに、NHKを視聴しないことを可能にする「チューナーレステレビ」の普及も拍車をかけ、テレビを楽しむ一方でNHKを避ける選択肢が増えています。その結果、2023年度には実に34年ぶりの赤字に転落し、受信料収入は前年より196億円も減少。この未払い件数は72万件から166万件へと倍増し、NHKの財政基盤が揺らいでいます。年間予算約7,000億円のほぼ全てを受信料収入に依存するNHKにとって、この崩壊は組織の存続に直結する重大事項。そこでNHKは訪問契約を強化し、更にはスマホやネット利用者への課金制度を検討していますが、国民の反発に直面。NetflixやYouTubeのように「自分で選び払う」新時代のモデルに押され、NHKは大みそかには人気アイドルを起用した特番で注目を集めましたが、その効果も限定的。選択肢が多様化した今、人々は「視聴する側」から「選ぶ側」へと移行しています。この先、NHKはどのように変化するのでしょうか?