古代の主食だった完全栄養食アマランサスが栽培を禁じられた理由【生物解説】
2026/01/31
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アマランサスは、かつて古代アメリカ文明において「完全栄養食」として称えられ、重要な主食の一つとされていました。アステカやインカで栽培され、その種子は穀物として煮たり、粉にしたりして利用されました。また、葉も野菜として食卓を彩り、宗教儀式においても神聖な食材と見なされていました。しかし、この万能とも思える作物が歴史の中で一時完全に姿を消しました。その理由には、宗教的・政治的背景が大きく関わっていたのです。16世紀、スペイン人の新大陸征服によりアステカ帝国が崩壊すると、アマランサスの栽培は厳しく禁止されました。アステカ人が神々への献身を象徴する儀式において、この作物を用いて神像を作りそれを食べる行為が、カトリック教会の聖体拝領と類似していると見なされたためです。さらに、赤い色が人身御供を連想させたとも言われます。 

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