東京都の広さを「テトリス」のようなゲームボードと仮定し、人口の少ない県から順に詰め込んでいくという仮想的な試みは、地理と統計学を興味深く結びつける視点である。日本一人口密度が高い東京には、まず鳥取県の人口が収まる。続いて島根県、高知県と追加されても、まだ余裕はある。しかし、人口ランキング上位の県が増えるにつれ、大都会は徐々に埋め尽くされていく。最終的にどの県の人口で東京が完全に満杯になるか、その答えは統計から導き出される。人口密度と土地利用、そのバランスには驚きと発見が待っている。