地球には、人間が到達することが極めて難しい場所が数多く存在しています。その中でも、最も過酷な環境やアクセス困難な地域を厳選し、今回は14の場所をご紹介します。一つ目は、「ポイント・ネモ」。この場所は、地球上で最も孤立した場所とされ、最寄りの陸地から約2,688キロメートルも離れています。海の上に浮かぶこの点は、まさに人間が存在しない「海の砂漠」とも呼ばれ、生物がほとんど生息していないことで知られています。二つ目に紹介するのは、南極大陸。厳しい寒冷と孤立した環境のため、人間の居住が困難です。特に内陸部にある「ドーム・フジ基地」などは、風速が時速300キロメートルを超えることもあり、極寒の環境での生活は非常に厳しいものです。次に登場するのは、アフリカ大陸にある「ナミブ砂漠」。80百万年前に生まれ、現在もその壮大な砂丘が広がっています。この砂漠は、世界で最も乾燥した場所としても有名で、気温は昼夜で大きく変動し、植生や動物の生息が極めて限られています。さらに、エベレスト山。世界最高峰であり、登山家たちの憧れの場所でもありますが、その過酷な環境と激しい風、低酸素状態が、成功する登山者を選びます。毎年、何人もの登山者が命を落としています。