世界に国はいくつ存在するのか、という問いは意外に複雑です。日本が公式に認めている国は195国で、最近では太平洋のニウエ、同じく太平洋のマーシャル諸島、そしてアフリカの南スーダンを承認しました。この認識に影響を与える要因は様々で、例えば、国連に加盟している国は193か国ですが、バチカン市国とバレインも参加しており、日本が承認していない北朝鮮も国連に位置しています。興味深いのは、トルコが94か国とする点で、彼らは国連加盟の193か国に加え、キプロスも認めています。さらに、スポーツの国際組織も独自の見解を持ちます。スイスのローザンヌに本部がある国際オリンピック委員会は206の国と地域が、また、ファル国際サッカー連盟は211の国と地域が加盟しているのです。このように、「国」という概念は政治的、文化的要因によって形作られ、答えるには多角的な視点が必要です。