私は良太です。祖父が110歳で大往生しました。祖父は元気な人で、葬儀を行うこととなりました。葬儀場が近かったため、親戚が私の家に泊まりました。私はオタクで、家には限定版の漫画やフィギュアがたくさんありましたので、安全のため鍵をかけて部屋に収納しました。葬儀が終わり帰宅すると、私のコレクションが無惨な姿に。留守番していた従兄弟の小学四年生の息子が、フィギュアを転がしているのです。彼の母親、静子は「子供が散らかしちゃって」と軽く謝りました。私の怒りは抑えられませんでした。従兄弟の旦那の樹は事態を見て青ざめました。翌週、彼らは弁償を申し出てきました。静子は反発しましたが、樹の両親が謝罪し、最終的に静子も納得する結果となりました。私の気分は落ち着きましたが、真の正義を果たすまでの道はまだ険しいものでした。