真由子にプロポーズして返事を待つ間、俺は親友の和久に呼び出された。 「実は一度だけ、お前の彼女と関係を持った」――その告白に、頭が真っ白になる。和久は、真由子が自分から迫ってきた証拠としてLINEまで見せたという。信じていた真由子は必死に否定したが、画面の痕跡は彼女のIDそのものだった。俺は怒りと失望のまま別れを告げ、単身で関西へ転勤した。 しかし三年後、戻ってきた俺の前で、真由子は「私も騙されていた」と静かに語り始める。 和久の歪んだ執着が、二人の愛を壊していたのだと、ようやく気づくのだった。