かつて魅力的だったリゾート地が、今や日本人にとっては遠ざかる存在となっています。90年代、年間45万人が訪れた「何北」では、バブル期の影響で税率が急上昇し、ホテルが乱立しました。税の負担が増え、日本人観光客は減り続け、その数は今や8千人ほどにまでなっています。同様に、かつて人気だったバリも、訪れる日本人は1/4ほどに激減しています。円安や直行便の減少、中間層の訪問者の増加により、日本人向けサービスも減少し、他地域へシフトする動きが見られます。そして、夢のハワイ。かつては年間100万人が訪れた楽園も、物価上昇によりその夢が遠のきつつあります。年末年始の高額な旅行費用が壁となり、日本人の足が遠のいてしまいました。しかし、変わりゆく状況の中で新しい魅力あるリゾート地を見つけることが、日本人旅行者にとっての次なる冒険かもしれません。