海外旅行を計画している姉とその娘である姪が、大量の夏休みの課題を私たちの家に置いていった。勉強中の私の娘、さくらに「暇つぶしに丁度いい」と言わんばかりの言動を見せつけて。さくらは大学受験を控えており、余計な課題を引き受ける余裕などなかった。それにもかかわらず、姉たちは優越感たっぷりに旅行へと出発した。その時、夫と相談し家族全員で課題に取り組むことを決意。私たちの団結力で、与えられた課題を完璧に仕上げることができた。新学期になると、姪が評価されるという結果に。しかし、嬉しさと共に怒りが込み上げる私たちだった。数ヶ月後、姪の不正行為が明らかになり、推薦を取り消され大学受験も失敗することに。対照的に、我が家のさくらは努力の甲斐あって国立大学に合格。私たちは新たな生活を始め、過去の騒動を振り返りながらも家族の絆を確かめ合う日々を迎えた。