ドジャースの大谷翔平が左膝の炎症を理由にオールスターゲーム出場を辞退した際、一部の米メディアが「ファンへの裏切り」「責任放棄」と心ない批判を浴びせた。痛みを抱えながらファンと仲間に詫び続け、無理を押して本塁打まで放った大谷に対し、あまりに理不尽な論調だった。この状況に真っ先に怒りの声を上げたのは、ライバルであるヤンキースの主将アーロン・ジャッジだった。「オールスターがそんなに大事か? 翔平は野球界の宝だ」とメディアを一喝。彼は、二刀流として人間の限界を超え続ける大谷への敬意を強調し、「俺たちがやるべきは、ゆっくり休めと言ってやることだ」と力強く擁護した。このジャッジの男気に呼応するように、フリーマンやベッツら球界のスターたちも次々と大谷を支持。かつて大谷とMVPを争ったデビット・オルティス氏も、祭典よりも「10月の決戦」で健康な大谷が見たいと熱弁した。ライバルをも味方につける大谷の誠実さと、それを守り抜こうとする球界全体の絆が、改めて証明された出来事であった。